人生がつらいと感じる時、ネガティブな部分ばかりに目がいってしまいがち。もしかしたらそれはほんの一部でしかないことかもしれません。視点を少し変えることで、今まで見えなかった明るい面が顔を出すこともあります。今回は、ネガティブなことばかりに焦点をあてず心を少し軽くするヒントを考えていきます。

目次
ネガティブな部分ばかりに焦点を当てることのデメリット 3つ
まずはデメリットを3つ紹介します。
視野が狭くなる
人生の特定の要素だけに意識を集中してしまうとその要素が人生に与える影響を大きく見積り過ぎてしまいます。
人間の脳は、注目していることに焦点を合わせる性質を持っています。
たとえば、失敗ばかりに目を向けていると、成功している面や喜びを見逃してしまい、「自分はダメだ」という誤った結論にたどり着くことがあります。
感情が増幅してしまう
一つのネガティブな要素に集中しすぎると、その感情が大きくなり、ストレスや不安が増幅します。
この状態では冷静な判断が難しくなり、問題がさらに大きく見えることがあります。
ネガティブな出来事を何度も繰り返し考えることで、最初は小さかった感情がどんどん膨らんでしまいます。
強い感情は、現在の瞬間を支配し、未来や過去にポジティブな出来事があったとしても、それが遠く感じられてしまうこともあります。
行動や選択への影響
ネガティブな感情が心を支配すると、不安や迷いが大きくなり、適切な判断を下すことが難しくなります。
「自分にはできない」と感じることで、本来は挑戦すべき場面でも躊躇してしまうことがあります。
ネガティブな視点に立つと、失敗の可能性ばかりを考えてしまい、リスクを避けようとするあまり、行動自体を控えることがあります。この結果、成長や成功のチャンスを逃すことになるのです。
さらにネガティブな行動や選択が続くと、それが習慣化しやすくなります。「どうせ上手くいかない」という思考は、次の行動にも影響を与え悪循環を引き起こす可能性があります。
ネガティブなところは人生の一部に過ぎないはずなのにそればかりに焦点を当てるのは危険だね!
対策 3つ
続いてはネガティブなことに焦点を当てないようにする対策を3つ紹介します。
心理的・物理的な距離をとる
一度そのネガティブな要素から心を離し、冷静に考える時間を取ることで、感情的な影響を最小限に抑えられます。
例えば、日記を書くことで自分の気持ちや考えを整理し、過大評価している要素がどれほど重要なのか再確認できます。
また物理的に距離をとることも効果的です。
例えば、仕事に過度に意識が集中している場合、職場から離れたところに出かけることで新しい視点を得ることができます。
他の要素と比較してみる
人生は複数の側面で成り立っています。
例えば、健康、仕事、家族、人間関係、趣味などがあります。
それぞれの要素を並べて比べることで、ネガティブに感じている特定の部分が実際にどれほどの重要性を持つのかを客観的に理解できます。
例えば、仕事より家族のほうが重要だと考えているのに、仕事で悩んでいることで悩んでばかりだとしたら、仕事で悩む時間が惜しいと気づくことができると思います。
視覚化してみる
頭の中にある考えや感情を紙に書き出してみると、自分が何にとらわれているのかが明確になります。その上で、「これは自分にとって本当に重要なのだろうか?」と冷静に考える時間を持ちます。
また特定の要素がどれだけ人生に影響を与えているかを視覚的に確認することで客観的に理解することができます。
例えば、グラフやマインドマップを描き、他の要素とのバランスを目に見える形で表現することで、過大評価を防げます。
らくラクダの体験談
らくラクダは仕事でうまくいかない時期が続いていたころ、
休み時間も休日も旅行中も友達と会っている時も仕事のうまくいかないことばかり考えていました。
仕事は人生の一部のはずなのに、当時は頭の中がほとんど仕事のことでいっぱいでした。
ずっと頭の中が仕事のことでいっぱいになると、思考は同じところをぐるぐる回り解決策も見いだせなくなります。まさに袋小路の悪循環です。
さらに「仕事がちっともうまくいかない=人生がうまく行っていない」ように誤解していたのです。
そんなある日、仕事は全くうまくいっていないけどプライベートを満喫している人と出会いました。
その人の姿を見ていると仕事でうまくいかないことは人生のほんの一部だということが納得することができました。
仕事は人生のほんの一部だと考えることで、ストレスが減少しました。深刻に考えないと不思議と打開策が思いつくようになりました。
ネガティブなことを深刻に受け止めるとそれだけで頭がいっぱいになってしまうよね!
まとめ
ネガティブなことばかりに焦点をあてず心を少し軽くするヒントをご紹介しました。少しでも参考になれば幸いです。