生きているとどうしてもネガティブな感情に襲われることがあります。そんな感情が積み重なり、気づけば心が重くなってしまうこともあるでしょう。ネガティブな感情との付き合い方はとても重要です。 今回はネガティブな感情から自分を守るための方法を紹介します。対処法を見つけることで、少しずつ心を軽くなり、穏やかな日々を過ごすヒントになるかもしれません。大丈夫です。あなたにとって一番大切なことはあなたが元気でいることのはずです。
目次
ネガティブな感情から自分を守る方法3選
- 不安の多くは現実にならない
- ネガティブな言葉を避ける
- 怒ってる人の責任はあなたにない

不安の多くは現実にならない
不安を感じると、「最悪の事態が起こるかもしれない」と考えがちですが、実際には多くの不安が現実にはなりません。その理由を解説します。
脳は不安を増幅しがち
人間の脳は、危険を回避するために「最悪のシナリオ」を想定するようにできています。
これは生存のために必要な仕組みですが、現代社会では過剰に働くことがあります。
「もし〇〇になったらどうしよう」と考えても、その多くは単なる想像であり、現実には起こらないことがほとんどです。
不安は確率を無視してしまう
不安を抱えているとき、実際の発生確率を考えることが難しくなります。
たとえば、「大事なプレゼンで失敗したらどうしよう」と不安になることがありますが、冷静に考えると準備をすれば成功する確率の方が圧倒的に高いはずです。
また「交通事故に遭うかも」「急に病気になるかも」と思っても、その確率は非常に低いことがほとんどです。
過去の経験を振り返ると、不安の大半は現実にならなかった
これまでの人生を振り返ってみてください。
「絶対にダメだ」と思ったことが、実際には大したことがなかった経験はありませんか?
不安を感じることは自然ですが、その不安が実際に的中することはほとんどないのです。
最悪の事態が起きても、あなたなら乗り越えられる
仮に、想定していた不安が現実になったとしても、そのほとんどは乗り越えることができます。
「もし〇〇になったらどうしよう」と考えるより、「もしそうなっても、きっと何とかできる」と考える方が、心が軽くなります。
不安を感じるのは悪いことではありませんが、その不安に囚われすぎないことが大切です。
現実に起こることは、ほとんどの場合、自分の想像している「最悪のシナリオ」ほどではありません。少しずつでも、「大丈夫かもしれない」と思う癖をつけていくことで、心が楽になります。
らくラクダの体験談
らくラクダは不安をあれこれ考えて、どんどんネガティブになってしまうタイプです。
しかし不安に怯えていたことは実際には杞憂で終わることがほとんどです。
例えば、「仕事の資料が期限内に出来上がらなかったらどうしよう」と不安を抱え、鬱っぽくなりながら通勤したことが何度もあります。
しかし、本当に期限内に出来上がらなかったとしても、恐れていたように怒られたり、非難されるようなことはありませんでした。
らくラクダは不安に襲われそうになったときは、以前自分が乗り越えたことを思い出して、深く考えないように心がけています。
不安なことはできるだけ考えないようにしよう!
ネガティブな言葉を避ける
ネガティブな言葉を避けることには、多くのメリットがあります。言葉には思考や感情を形作る力があり、使う言葉を意識することで、心の健康にも良い影響を与えます。
言葉は思考を形作る
人は無意識のうちに、使っている言葉の影響を受けています。
「どうせダメだ」「無理に決まってる」といった言葉を繰り返すと、心がその考えに染まり、実際に物事がネガティブに感じられやすくなります。
逆に、「今できることをやってみよう」「きっと何とかなる」と前向きな言葉を使うことで、気持ちも前向きになります。
言葉の選び方でストレスを減らせる
ネガティブな言葉を使うと、それ自体がストレスの原因になることがあります。
「失敗したらどうしよう」と言うより、「うまくいくために何ができるかな」と考えることで、ストレスの感じ方が変わってきます。
言葉の選び方次第で、不安を和らげることができるのです。
自己肯定感が高まる
「自分なんてダメだ」「何をやっても失敗する」と言葉にすると、それが自分にとっての「事実」のように感じられてしまいます。
しかし、「大変だったけど頑張った」「少しずつ前進している」といった言葉を使うことで、自分自身を認め、肯定する気持ちを育てることができます。
ポジティブな言葉は、自己肯定感を高める助けになるのです。
無理にポジティブにならなくても、言葉を少し変えるだけで効果がある
ポジティブな言葉を使うことは大事ですが、「無理に前向きにならなきゃ!」とプレッシャーを感じる必要はありません。
ただ、「できない」ではなく「どうすればできるか」を考える、「最悪だ」ではなく「ちょっと大変だけど乗り越えられる」と言い換えることで、気持ちを軽くすることができます。
言葉には大きな力があります。使う言葉を少し変えるだけで、心の状態は変化します。
らくラクダの体験談
らくラクダはかつて文句や愚痴ばかりを言っていました。
文句や愚痴ばかり言っていると同じような人が周りに集まります。
周りの人間が発する言葉もネガティブなので耳に入る言葉がネガティブな言葉が多く占めることになります。
つまり自分が発する言葉もネガティブ、聞く言葉もネガティブになるわけです。
そのような状況により、思考全体がネガティブになってしまいました。
マイナスな感情で頭がいっぱいなのです。
この状態を脱するために、らくラクダはまずは自分でネガティブな言葉をあまり使わないように意識をしました。
すると不思議なことにネガティブなことを口にしなくなると、ネガティブなことばかり口にする人と離れていきます。
少しずつ前向きな考え方を身につけることができました。
ネガティブなことは「言わない」・「聞かない」がポイント
怒ってる人の責任はあなたにない
怒っている人を見て「自分のせいかもしれない」と感じることがありますが、実際には必ずしもそうではありません。相手の怒りを過度に自分の責任だと思い込むことは、精神的な負担を増やしてしまうため、適切な距離を保つことが重要です。
怒りは相手の問題であることが多い
人が怒る理由には、ストレス、不安、価値観などが関係しています。
必ずしもあなたが原因ではなく、相手自身の内面の問題であることが多いのです。
「なぜこの人は怒っているのか?」と冷静に考えると、実は自分が要因の怒りではないことに気づくことが出来るでしょう。
罪悪感を持つと自分を傷つける
「自分が悪かったのかも…」と過度に思い込むと、必要以上に落ち込んだり自己否定をしたりしてしまいます。
もちろん反省が必要な場面もありますが、自分を責めすぎると、心の健康を損なうことになります。
事実を冷静に見て、責任が本当に自分にあるのかを客観的に判断することが大切です。
相手の感情をコントロールすることはできない
どんなに気をつけても、すべての人の怒りを防ぐことはできません。
相手がどのような感情を抱くかは、相手の問題であり、あなたがコントロールできるものではないのです。
他人の感情を変えようとするよりも、自分がどう対応するかに意識を向けるほうが心が楽ですし現実的です。
適切な距離感を保つ
「これは自分の責任ではない」と認識し、感情的な距離を保つことが、心の安定につながります。
もし相手が理不尽な怒りを向けてくる場合は、受け流すこともひとつの方法です。
また、怒っている人にすぐに共感しすぎず、落ち着いて状況を見極めることも大切です。
怒りに巻き込まれず、適切な距離感を持つことで、心を守ることができます。
他人の感情に過度に振り回されず、あなた自身の心の健康を優先しましょう。
らくラクダの体験談
らくラクダは「怒らせたくない」、「怒られたくない」と強く思ってしまうタイプです。
近くに怒っている人がいると自分が原因なのではないかとビクビクしてしまいます。
しかし、よくよく怒っている内容を聞くと、自分には全く関係ないことや、自分ではどうしようもないことであることがほとんどです。
怒っているのはその人の責任と考えるようになってからは、ビクビクすることが少なくなりました。
怒っているのはその人の責任。当人ではないあなたは無関係!
まとめ
今回はネガティブな感情から自分を守るための方法を紹介しました。対処法を見つけることで、少しずつ心を軽くし、穏やかな日々を過ごすヒントになったら幸いです。
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