「もっと頑張らなきゃ」「嫌われたくないから、期待に応えないと」—そんなふうに無理をしていませんか? 他人の評価に左右される生き方は、あなた自身を後回しにすることにつながります。自分の気持ちや幸せを最優先することで、心が軽くなり、本当の意味で自分を大切にできるようになります。今回は、「いい人」でありたいと考えてしまう理由と自分を大切にする方法をご紹介します。

目次
私たちが「いい人」でありたいと考えてしまう理由 4つ
私たちは誰かの期待に応えることを優先しすぎることがあります。
なぜ人は「いい人」でありたいと考えてしまうのか理由をご紹介します。
社会的な承認を得たい
私たちは本能的に集団の中で受け入れられたいと思う生き物です。
他者から好かれ、認められることで安心感を得られます。
そのため、「いい人」として振る舞うことで、拒絶される不安を減らそうとするのです。
衝突を避けたい
対立やトラブルを避けるために、自分の意見を抑えてでも周囲に合わせることがあります。
「和」を乱さない雰囲気が強ければ、衝突を避けるために「いい人」でいようとする傾向が強くなりがちです。
自分の価値を他者の評価に委ねる
自分の価値を他者の評価に委ねてしまうと、「嫌われる=価値がない」と錯覚し、「いい人」であろうとしてしまいます。
自己肯定感が低いと、特にこの傾向が強くなり、「いい人」でいることに依存してしまうことも。
罪悪感や責任感
「助けを求められたら応じるべき」「相手を傷つけるのは悪いことだ」と思うあまり、自分の気持ちよりも他者の感情を優先してしまうことがあります。
この場合、「いい人」でいることが義務のように感じられてしまいます。
大切にするべきなのは、「あなた自信を大切にしてくれる人」と「自分」
人間関係は一方通行ではなく、互いに支え合い、尊重し合うことで成立するものです。
もし、あなたが心を込めて関わっているのに、相手はそれを当然のように受け取り、あなたの気持ちを軽んじているのなら、そんな関係を続ける必要はないのです。
あなたの時間も気持ちも、無限ではありません。
あなたを大切にしない人のために消耗するのではなく、
あなた自身を大切にしてくれる人、そして何よりも「自分自身」を優先することが大切です。
あなたの価値は、他人の評価で決まるものではない
もし、「私が無理をしなくなったら、嫌われてしまうかも」「人間関係を壊してしまうかもしれない」と不安に思うなら、一度立ち止まって考えてみてください。
無理に誰かのために尽くして、自分自身を犠牲にすることが、正しい選択だとは思いません。
あなたの価値は、あなたがどれだけ他人に尽くしたかではなく、あなた自身がどう生きるかにかかっています。
他人の評価の中で生きるのはすごく苦しいことだよ!
「いい人」をやめて自分を大切にする方法
「NO」と言う練習をする
断ることに罪悪感を感じるかもしれませんが、無理なお願いに応じ続けると、あなた自身が疲弊してしまいます。
小さなことからでも断る練習をしてみましょう。
最初は勇気がいるかもしれませんが、断ることは自分を守るための行為です。
断っても「相手は不快にならない」と相手を信じることと断りやすいかも!
自分の気持ちを最優先する
他人の期待に応えようとする前に、「私はどうしたいのか?」を考える習慣をつけましょう。
他人のために動くのではなく、まずは自分の本心を大切にすることが重要です。
自己肯定感を育てる
「他人から好かれることで自分の価値を感じる」習慣をやめましょう。
自分自身の価値は自分で認めてあげることが大切です。
「私はこれでいい」「私には価値がある」といった言葉を自分に向けて言いましょう。
自分をケアする時間を持つ
毎日少しでも「自分のための時間」を作りましょう。
好きなことをする、リラックスする、好きな音楽を聴くなど、あなた自身が心地よく過ごせる時間を持つことで、自分を大切にする習慣が身につきます。
らくラクダの体験談
らくラクダは周りから良く思われたいタイプで、人の評価ばかりを気にしていました。
上司に評価してもらいたいと、上司からの無茶振りに一生懸命応えようとしていました。
そのため休み時間中や、休日も仕事のことばかりを考えていました。
しかし、その頑張りに伴って評価が上がったかというと決してそうではありませんでした。
ある日、無茶な仕事を頼まれた時、思い切って「今の業務で手いっぱいです」と断りました。
すると上司は「じゃあ他の人に頼むよ」と軽く流し、意外にも何の問題もなく仕事が回ったのでした。
これをきっかけに「頑張ること・好かれること=評価」ではなく、「意味のある仕事・価値のある仕事=評価」であることに気が付きました。
それからは、自分のキャリアや会社にとって意味のある仕事に集中するようになり、意識的に優先順位をつけて、必要のない仕事は出来るだけ断るようにしました。
不思議と、周りからの評判も高まり、プライベートの時間も確保することが出来るようになりました。
働き方は人それぞれですが、自分がしたい仕事や自分自身のプライベートを優先するべきだと思います。
そうでないと誰かのための自分になってしまい、自分を大切にすることを忘れてしまいます。
目の前の人の機嫌ではなく、本当に大切なことを優先しよう!
まとめ
今回は、「いい人」でありたいと考えてしまう理由と自分を大切にする方法をご紹介しました。
この記事を通して、あなたの心の重荷を少しでも軽くなれば嬉しいです。