【就活生向け】生協と株式会社の基本的な違いを解説!

生協

就職先に生協を検討している就活生は多いのではないでしょうか。今回は生協と株式会社の基本的な違いを解説し、生協で働くメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。生協が自分に合っているのか考えるヒントにしていただければ幸いです。

生協と株式会社の違い

ここでは生協と株式会社の違いを解説します。

生協

組織の目的

生協は利益を上げることが主な目的ではなく、「組合員の生活を向上させるため」に運営されます。

組合員は商品の購入やサービスの利用を通じて生協を利用し、利益が出た場合には組合員に還元されます。

所有と運営

生協は組合員全員によって所有され、運営されます。組合員は出資金を出し合い、議決権を持ちます。

議決権は一人一票の原則が適用され、すべての組合員が平等に意思決定に参加できます。

法的形態

生協は、生活協同組合法に基づいて設立・運営されます。

株式会社

組織の目的

株式会社は利益を上げることを主な目的として運営されます。

株主は配当金や株価の上昇を期待して投資し、企業の成長によって利益を得ます。

所有と運営

株式会社は株主によって所有され、経営陣によって運営されます。株主は株式を持ち、持株数に応じて議決権を持ちます。

一株一票の原則が適用され、多くの株式を持つ株主がより大きな影響力を持ちます。

法的形態

株式会社は会社法に基づいて設立・運営されます。

図解:生協と株式会社の違いまとめ

組織の目的が「組合員の生活向上」と「会社の利益」は大きな違いといえるでしょう

生協で働くメリット3選

ここでは生協で働くメリットを3つご紹介します。

組織の目的が利益第一ではない

生協の目的は組織の利益ではありません。組合員の生活向上が目的です。

利益追求よりも社会貢献を重視することで、組織の社会的信頼が向上します。地域社会や組合員からの信頼を得ることで、安定した運営が可能になります。

地域社会への貢献

生協は地域社会に密着した活動を行い、地域住民の生活向上に貢献します。自分の仕事が地域の人々の生活に直接影響を与えることにやりがいを感じることができます。

組合員や生産者とのコミュニケーション

生協は組合員によって運営されているため、組合員との強い信頼関係が築かれています。日々の業務を通じて直接組合員の声を聞くことができます。

また生協は生産者との長期的なパートナーシップを築くことを目指しています。信頼関係を基盤に、継続的な取引を行い、生産者の成長や発展をサポートします。生産者からのフィードバックを受けて、商品の改善や新商品開発に取り組むこともあります。

組合員や生産者との距離が近いため自分自身の仕事がどの人たちにどのように役立っているのか実感しやすい環境にあります。

生協で働くデメリット3選

ここでは生協で働くメリットを3つご紹介します。

目標やノルマはある

利益第一ではない、とはいえ目標やノルマはあります。

売上や利益がなければ組織として活動を継続できません。この点は株式会社と同じだと言えるでしょう。

給与水準が低い傾向

生協は利益を最優先にしないため、利益を上げることが主目的の株式会社と比較して、給与水準がやや低いことがあるので十分確認しましょう。

組合員の意見に左右されることがある

生協は組合員によって運営されているため、組合員の意見や要望に左右されることが多いです。組合員からのフィードバックを尊重しなければならないため、業務の進行や方針に影響が出ることがあります。

まとめ

今回は生協と株式会社の基本的な違いを解説し、生協のメリット・デメリットを紹介しました。生協が自分に合っているのか考えるヒントにしていただければ幸いです。

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